「公認会計士を独学で目指すのは難しい?合格率や実情について知りたい!」
公認会計士は取得するのが難しい資格の1つであり、合格するためには長時間の学習が必要とされいます。
そのため、予備校や通信学校に通うことが前提とされています。
しかし、予備校などは費用もかかるためできる限り独学でおさえたいと考えている人も多いです。
そこで、この記事では独学で公認会計士を目指している人向けに、そもそも独学で公認会計士を目指してもよいのか、合格するための対策などについて解説します。

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はじめに|独学で公認会計士を受験しようとしている人へ
公認会計士である小山さんは、これから公認会計士を受験しようとしている、独学で学ぼうとしている人向けに「独学は推奨できない」という意見を発信しています。
どちらかというと、予備校や教材などを有効活用するべきだという主張を述べていますので、時間がある方はまずは視聴してみるのも良いでしょう。
また以下の動画では公認会計士に独学で合格できるかをご紹介しています。
公認会計士の試験内容について
公認会計士の試験内容は、以下2つにわけることができます。
公認会計士の勉強を独学でするためには、まずは試験内容について確認することが大切です。
どんな試験内容でどんな科目があるのか確認し、独学でも学べそうか判断しましょう。
短答式試験では4科目を受験する
公認会計士は短答式試験と論文式試験の2つに分けられています、
短答式試験では4つの科目を受験する必要があり、これらの科目には以下の内容が含まれているため確認しましょう。
- 財務会計論
- 管理会計論
- 監査論
- 企業法
公認会計士を目指す場合は、上記の科目に対する総合的な理解と問題解決能力を身につける必要があります。
独学で学習する場合も、勉強の計画を立てて自分にあった勉強法で学習することが大切です。
論文式試験では5科目を受験する
論文式試験では、4つの必須科目と1つの選択科目の合計5科目を受ける必要があります。
【必須科目】
- 会計学
- 監査論
- 租税法
- 企業法
【選択科目】
- 経営学
- 経済学
- 民法
- 統計学
論文式試験とは、受験者が各科目に対して学んだ専門的な知識を活用し、実際に起こりうる複雑なケースに対処できるかどうかを評価するための試験です。
公認会計士には専門的な知識だけではなく問題解決能力や論理的思考力も必要なため、備わっている人物かどうかを論文式試験で評価されます。
独学で学習する場合も、効果的な勉強法や参考書などを活用して、論文式試験への対策を進めることが大切です。
公認会計士を独学で目指すのは無理?実情・合格率・勉強時間を調査
公認会計士を独学で目指す場合は、以下3つについて確認してください。
実際に独学で公認会計士に合格している人はいますが、必ずしもすべての人が合格できるわけではありません。
独学は予備校などのように費用がかかるわけではないため費用は抑えられますが、独学で合格できるとも限らないため慎重に判断することが求められます。
独学による公認会計士試験の合格はできるが高難度
独学で公認会計士の試験に合格することはできますが、高難易度です。
独学の場合、予備校では学ばないため効果的な学習方法や適切な教材選びが重要となり、長期的に学習できる計画を立てることも求められます。
また、幅広い分野を学ぶ必要もあり、独学の場合は予備校などで学ぶ以上に時間をかけて学ばなければならないでしょう。
自分にあった長期的な学習計画を立てて、着実に学習ができる人であれば独学でも合格は可能です。
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独学による公認会計士試験の合格率は10%未満
独学での公認会計士試験の合格率は10%未満です。
もともと、公認会計士の試験内容は難しく独学による勉強も困難とされています。
そのため、独学で試験に挑む場合は効果的な学習方法を見つける必要があるでしょう。
合格率は低いものの、努力次第では独学で合格することはできるため、あきらめずに努力することが大切です。
公認会計士試験の勉強時間はおよそ3,000時間以上
公認会計士試験に受かるためには、3,000時間以上の勉強が必要とされています。
実際に合格した受験生が、合格するためにかけた勉強時間のため、人によってはさらに学習時間が必要になることもあります。
また、独学は予備校などに比べるとわからない分野を理解するのに時間がかかることもあるため、一般的に3,000時間以上はかかると考えたほうがよいです。
独学で学ぶことはできますが、合格するために必要な学習時間が思った以上にかかることもあるため、かけられる時間や年数、長期的な学習計画を立てることを優先させましょう。
公認会計士を独学で目指す前に検討すべき2つのこと
公認会計士を独学で目指す前に、以下2つのことを検討してください。
公認会計士を目指すのは、多大な努力と勉強時間が必要となりますが、さまざまな勉強方法もあります。
費用を抑えるために最初から独学で目指すのではなく、予備校などで専門的に学ぶことができないか検討することも大切です。
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公認会計士の受験対策ができる予備校を検討する
公認会計士の試験対策を考える場合、まずは予備校や専門学校を検討してみましょう。
予備校であれば、経験豊富な講師陣が公認会計士の試験について徹底的に解説してくれるため、独学よりもスムーズな勉強が望めますし、実務経験などの話を聞くこともできます。
公認会計士の試験は難易度が高く、試験科目も多岐にわたるため大変であり、独学での勉強では苦しいことも多いです。
予備校であれば講師から直接指導を受けることができますし、受験生とコミュニケーションがとれるため互いに助け合うこともできます。
公認会計士の受験対策ができる通信教育を活用する
公認会計士の試験対策として、予備校ではなく通信教育の講座を利用するのもアリです。
通信教育であれば、時間や場所に関係なく自分のペースで学習を進めることができます。
独学も同様に、自分のペースで学習を進めることができますが、通信教育のほうがテキストや映像教育の種類が豊富なため、試験範囲を網羅的に学ぶことが可能です。
独学よりは詳細に学ぶこともできるため、通信教育も検討してみましょう。
大学生が独学で公認会計士試験に合格するための5対策
大学生が、独学で公認会計士試験に合格するには、以下5つの対策があります。
公認会計士は試験難易度が高く非常に困難なため、大学生でも多大な努力と学習時間が必要です。
大学生は社会人のように費用を掛けることも難しいため、できる限り独学で済ませたいと考えている人もいるでしょう。
上記5つの対策を確認して、独学でも公認会計士試験に合格できるように対策を練ることが大切です。
初心者は基礎基本の参考書から勉強をはじめる
公認会計士試験の学習を初めてする場合は、まずは基礎から学ぶことが大切です。
初歩的な知識やルールを知らなければ、参考書の意味を理解することもできません。
まずは、基礎的な内容が書かれている参考書をもとに学習し、練習問題を通じて少しずつ理論などを理解していきましょう。
初心者が学習するためには基礎や基本を知ることが大切なので、最初から応用を勉強するのではなく、基礎的な参考書に挑戦するとよいです。
独学でも理解しやすいテキストを選ぶ
公認会計士試験を独学で学ぶ場合は、テキスト選びが非常に重要です。
高度な専門知識を必要とするからといって、テキストも難しいものを選ぶ必要はありません。
具体的な事例や練習問題が含まれており、論理的に分かりやすい説明が書かれているテキストであれば、独学でも学びやすいです。
独学で学ぶ場合は、自分が勉強しやすく理解しやすいと感じるテキストを選ぶようにしましょう。
SNSで仲間を作ってモチベーション維持に努める
公認会計士の試験勉強は多大な勉強時間を必要とするため、孤独になりがちです。
そんなときは、SNSを活用して仲間を作ることで、モチベーションを維持することができます。
基本的に学習は1人でおこなうものではありますが、同じ目標をもつ仲間がいれば勉強にも力が入りやすいです。
互いの経験や知識、情報を共有することでモチベーションを維持して勉学に励むこともできます。
答案練習会に参加して試験の雰囲気に慣れる
答案練習会は、試験の雰囲気に慣れるために有効的に使いましょう。
試験本番と同じような状況で問題を解くことで、実際の試験本番時のプレッシャーや時間調整を体験でき、実践に近い形で試験対策をおこなうことができます。
また、答案練習会では自分の回答をほかの参加者や専門家と比較することもでき、自分に何が足りないのかを客観的に把握することが可能です。
独学でも、参加できる講習会には参加して、実践的な対策をおこなうとよいでしょう。
時間と健康管理に注意する
公認会計士試験に合格するためには、多くの学習時間を確保しなければなりませんが、健康管理には充分に気を付けましょう。
一般的に、公認会計士試験に合格するためには長期的な試験勉強にともなう肉体的、精神的な負担もあり、適度な休息をとることも大切となります。
また、学習計画も長期的に考え、無理のない範囲で学習を進めることが成功の秘訣です。
独学は予備校とは異なりすべて自分1人で決めなければならないため、健康管理はもちろんのこと、学習計画も考えて、着実に学習を進めることが必要となります。
公認会計士を独学で目指す2つのメリット
公認会計士を独学で目指す場合、以下2つのメリットがあります。
自分にとってなにが一番の魅力なのか判断し、独学にするか予備校に通うかを選びましょう。
マイペースで試験勉強ができる
公認会計士試験の独学は、個人の学習スタイルに合わせて自分の好きなように勉強を進めることができます。
一人ひとり、理解度や学習速度は異なるため独学でマイペースに進めることは、効果的な学習方法です。
また、昼に勉強するよりも朝や夜に勉強するほうが向いている人もいるでしょう。
自分の生活スタイルに合わせた学習ができる点も、独学のメリットです。
受験対策にかかる費用を削減できる
公認会計士試験を仮に予備校に通いながら対策する場合、費用が数百万に上ることもあります。
しかし、独学であれば必要な参考書と問題集だけを自分で購入すればよいため、大幅に費用を抑えることが可能です。
予備校は専門家が直接教えてくれるなどのメリットもある一方、必ず受かると確約されているわけではないため、お金だけがかかることもあります。
まずは費用を抑えて学習したいと考えている場合は、独学で学習をつづけて節約するのもよい方法です。
公認会計士を独学で目指す2つのデメリット
公認会計士の試験は非常に難関であり、独学で挑む場合は多くの課題もあります。
とくに、独学で合格を目指す場合は以下2つのデメリットもあるため注意が必要です。
デメリットも確認した上で、独学で学習するべきかどうかを判断しましょう。
疑問・不明点が浮上しても自己解決が求められる
独学で試験勉強をする場合、疑問や不明点に関する解決策を自分自身で見つけ出さなければなりません。
独学だと講義や授業もないため、一度挫折してしまうと問題も理解しにくく、再度勉強のモチベーションを上げることも難しいです。
独学で勉強することで自分で考える力が養われるというメリットもありますが、予備校に通っている人よりも学習時間が増えたり、学習のスピードが遅くなるデメリットもあります。
そのため、公認会計士試験を独学で進めることは乗り越えるハードルが高いデメリットもあるため、独学で学ぶかどうかは慎重に考えましょう。
勉強のモチベーション維持が難しい
公認会計士試験を独学でする場合、孤独な勉強となるため勉強のモチベーションを維持することが難しいです。
短期型ではなく長期型の学習計画を立てるなかで、重要なのは自己学習のみ。
孤独に自分自身を鼓舞することは、独学のデメリットといえます。
モチベーションの維持は学習を進める上で大切なことのため、独学で学習する場合は、自分自身を褒めたり休息をとることも定期的におこないましょう。
公認会計士になるためのスケジュール
公認会計士試験に合格するためには、長期的なスケジュールを決めることが成功の秘訣です。
たとえば、以下2つのスケジュールを確認しましょう。
公認会計士になる目的といつまでに合格するか決める
公認会計士に合格するためには、明確な目的を決めて、合格するまでの期限を設定することが大切です。
目的を設定するだけでなんのために勉強をするのかもわかりますし、具体的な計画も立てやすくなります。
また、期限を設定することで時間管理もしやすく、計画的な学習も可能です。
合格を目指すためには、具体的な目的と計画を立てることが成功の秘訣となるため、まずは計画を立てることを優先しましょう。
試験や勉強の全体像を把握する
公認会計士試験の学習計画を立てる際、大切なことは試験内容や学習範囲など、試験の全体像を把握することです。
公認会計士の試験内容は多岐にわたる知識が求められ、どの分野にどのように学習時間を割くべきか、学習計画を立てることが必要とされます。
1つの分野に多くの時間をかけたところで意味はありません。
まずは全体像を把握して、自分に効果的な学習計画を立てましょう。
知らなきゃ損!公認会計士試験の裏技
公認会計士試験には、以下の裏技もあります。
公認会計士試験に合格するためには困難もあるため、上記の方法を確認することも大切です。
アメリカのCPAを検討する
アメリカのCPA(Certified Public Accountant)を取得することは、国際的に働きたい人におすすめです。
アメリカのCPAは、日本の公認会計士と比較して取得期間や難易度に違いがあります。
合格率も50%程度といわれており、比較的受かりやすいのも魅力です。
今後、グローバルな活躍をしていきたいと考えているのであれば、日本よりもアメリカのCPAを取得したほうがよいかもしれません。
公認会計士試験に独学で合格した当事者の体験談
公認会計士に独学で合格した人はいるのか、実際の体験談について以下2つを紹介します。
独学で公認会計士に合格したい人は参考にしてください。
独学で合格できるのは極一部の人
独学で公認会計士に合格するのは、とても困難といえます。
なぜなら、公認会計士試験の内容は幅広い知識と深い理解度が求められるからです。
実際に独学で合格した人もいますが、ごく一部といえるでしょう。
自分の知り合いは、仕事をしながら独学で合格したので、公認会計士に独学で合格することが可能か不可能かで言えば可能。ただし、可能とは言っても、極一部の人にとっては可能なだけで、誰でも可能なわけではない。
引用:Yahoo!知恵袋
実際の体験談を確認してもわかるとおり、独学での合格はほぼ難しいため自分に当てはまっているのかどうか確認しながら目指してください。
自分で教材を用意しながらほぼ独学で合格した
自分で教材を用意しながら、ほぼ独学で合格をした人もなかにはいます。
公認会計士に合格できるレベルの教材はほぼ市販されていませんが、メルカリなどに売られているテキストを購入し、独学している人もいるそうです。
同期にもほぼ独学での合格者がいますが、その方はメルカリなどでTAC等の予備校のテキストを購入して、足りない教材は本屋で購入するなどしていた様です。
引用:Yahoo!知恵袋
独学で合格するためには、何が必要なのか情報を取捨選択することも大切です。
信頼できるソースから情報を獲得し、独学で学習を進めていきましょう。
独学による公認会計士試験に関するよくある質問
公認会計士試験は、並大抵の努力では受かりません。
しかし、予備校や通信教育はお金が必要となるのも事実のため、独学で合格したい人も多いです。
そこで、以下3つの独学に関する疑問について回答します。
公認会計士試験合格を独学で目指している人は、参考にしてください。
公認会計士試験の独学におすすめのテキストは?
独学におすすめのテキストは、「TAC公認会計士テキスト」です。
このテキストは、理論的な内容と問題回答のバランスがよく、幅広い知識を身につけることができます。
また、初心者でも理解しやすい言葉で書かれているため、はじめて学習をする人にもおすすめです。
しかし、人によっては図が多めのほうが読みやすいなどさまざまな好みもあるため、自分に適したテキストを探すことが効率的な学習方法といえるでしょう。
社会人は公認会計士試験に独学で合格できる?
社会人でも、公認会計士を独学で合格することは可能ですが、モチベーションを維持させたり体調管理をおこなうことが重要です。
仕事と勉強を両立させるためにはスケジュール管理も必要となるため、効率的な学習も大切となります。
また、独学で学習を進める場合は適切な教材を選択することも大切であり、わからないところに直面した場合はどのように克服するのかを見極めることも重要です。
独学は1人で学習をするため孤独になりがちですが、自分なりのペースで学習をすすめることもできます。
公認会計士試験に独学で合格しやすい人の特徴は?
独学で公認会計士試験に合格しやすい人には、以下の特徴があります。
- 自己管理能力がある
- モチベーションを維持できる
- 自己学習でもつまずかない
- 長期的に学習ができる
これらの能力が高い人は、独学でも着実に学習を進めることができます。
独学は自分1人で学習しなければならず、長期的な計画を立てたりモチベーションの維持など大変なことも多いです。
しかし、孤独ななかでも頑張りぬけることができる人であれば、独学でも公認会計士試験の合格を狙うことができるでしょう。
まとめ|公認会計士試験に独学で突破するのは極めて難しい
公認会計士は、専門性も高く独学での突破は極めて難しいといわれています。
しかし、実際に独学で合格した人もいるため諦めることはありません。
独学で合格する人の多くは、以下の特徴があります。
- 自己管理能力を持っている
- モチベーションを維持できる
- 自己学習でもある程度理解できる
独学で学習を進める場合はテキストの準備も必要ですし、長期的な学習時間も必要になります。
社会人であれば仕事もしなければならず、学習計画を立てることも難しいです。
しかし、効率的な学習計画を立てて試験対策の費用を節約しながらでも、質の高い学習を進めていけば独学でも合格することはできます。
独学での合格突破の難しさを理解した上で、どんな学習方法が自分に向いているのか考えながら、学習をすすめていきましょう。