イギリスのロンドンで持つべきクレジットカードとは?

「イギリス・ロンドンは、クレジットカード支払いが主流なの?お金事情は、日本とどう違う?」

「イギリス・ロンドンに渡航する際、どのクレジットカードを持っていけばいい?」

このような疑問や悩みを抱えていませんか?

この記事では、イギリス・ロンドンに持参すべきクレジットカードについてご紹介します。

最後まで読むことで、ロンドン(海外)のお金の習慣やクレジットカードの選び方、留学やYMSにおすすめのカードについて予習できるでしょう。

また、イギリス国内での電子マネーやプリペイドカード、JCBカードの使用可否、VISAカードなどの手数料についても解説しています。

この記事では、「諸外国における金融関連制度とその運用実態等に関する調査」などを参考にしています。
目次

クレジットカード・お金の事情|イギリス・ロンドン(海外)と日本の違い

クレジットカード・お金の事情|イギリス・ロンドン(海外)と日本の違い

イギリス・ロンドンと日本のお金事情の違いについて以下の3つをご紹介します。

  1. クレジットカードの普及・使用率が高い
  2. チップもクレジットカード払いが可能
  3. 現地通貨が必要な場合は海外キャッシングがおすすめ

クレジットカードの普及・使用率が高い

海外は日本よりもクレジットカードの使用・普及率が高く、特に韓国やカナダではその特徴が強い傾向にあります。

また、クレジットカードの保有者は安定収入のある人とみなされ、国によっては身分証として取り扱うケースもあります。

現地での決済手段や本人確認書類として活用するため、海外渡航の際はクレジットカードの持参を強く推奨します。

チップもクレジットカード払いが可能

レストランで食事をした際は、食事料金にチップを上乗せし、クレジットカードで支払いができます。

レストランでチップを支払う場合は、テーブルチェックの際に明細をもらって食事料金にチップを加算した金額を伝えましょう。

1回のチップの料金は、食事料金のおよそ10%〜15%程度です。

また、チップの支払いを書き添える欄を料金明細に設けているお店もあります。

現地通貨が必要な場合は海外キャッシングがおすすめ

クレジットカードによっては、海外のATMで現地の通貨を調達できます。

また、海外のATMは24時間365日稼働していることが多いため、いつでも利用可能です。

クレジットカードの選び方|イギリス・ロンドンへ渡航する人必見

クレジットカードの選び方|イギリス・ロンドンへ渡航する人必見

イギリス・ロンドンへ持参すべきクレジットカードの選び方について解説します。

  1. 各種補償や保険など付帯サービスが充実しているカードを選ぶ
  2. プライオリティ・パスが使えるカードを選ぶ
  3. 海外キャッシング対応のカードを選ぶ

各種補償や保険など付帯サービスが充実しているカードを選ぶ

クレジットカードに海外旅行保険が付帯していると、手続き不要で保険が使用できるため、手間がかかりません。

以下は、年会費無料・海外旅行保険つきクレジットカードで、余計なコストをかけることなくワーキングホリデーで活用できます。

  1. 三井住友カード(NL)
  2. エポスカード
  3. 楽天カード

ただし、海外旅行保険の有効期限は、日本を出発してから原則最長90日間(約3ヶ月間)です。

クレジットカードによっては短期間(30日〜60日間)のケースもあるため、事前にサービス内容を確認しておきましょう。

プライオリティ・パスが使えるカードを選ぶ

プライオリティ・パスとは、世界1,300ヵ所以上の空港ラウンジを利用できる特典で、海外旅行や出張する人に人気です。

プライオリティ・パス付帯のクレジットカードは多く、主にゴールド、プレミアム、プラチナクラスが該当します。

プライオリティ・パスが付帯したクレジットカードの例は以下のとおりです。

  1. 楽天プレミアムカード
  2. JALカード プラチナ
  3. ビューゴールドプラスカード
  4. エポスプラチナカード

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海外キャッシング対応のカードを選ぶ

海外キャッシングに対応しているクレジットカードを使用すると、両替所を経由することなく現地通貨を引き出せます。

海外キャッシングができるクレジットカードは以下のとおりです。

  1. エポスカード
  2. 楽天カード
  3. セディナカード
  4. 三井住友カード(NL)

両替所と比較して、海外キャッシングは安全性や利便性が高いメリットがあります。

イギリス・ロンドン駐在におすすめのクレジットカードブランドは?

イギリス・ロンドン駐在におすすめのクレジットカードブランドは?

イギリス・ロンドンに渡航する際、持参するクレジットカードの国際ブランドについて解説します。

  1. イギリス・ロンドンならMastercardかVISAカードがおすすめ

イギリス・ロンドンならMastercardかVISAカードがおすすめ

イギリス・ロンドンにクレジットカードを持参するなら、世界シェアNo.1のVISAか欧州で普及しているMastercardがおすすめです。

JCBやダイナースクラブなどは使用できる加盟店が少ないため、別カードとして上記2種類のブランドを準備しておくと安心です。

クレジットカードを選ぶならコレ!ロンドン・イギリス留学・旅行におすすめ

イギリス・ロンドンへの留学や旅行、航空券などの購入におすすめのクレジットカードをご紹介します。

  1. 三井住友カード(NL)|安心のナンバーレス
  2. エポスカード|海外旅行障害保険が充実
  3. 楽天プレミアムカード|プライオリティパスが使用可能

三井住友カード(NL)|安心のナンバーレス

項目 特徴
券面画像 三井住友カード(NL)
年会費 永年無料
ETCカード年会費 初年度無料
2年目以降:550円(税込)
前年に一度でもカード利用があれば無料
家族カード年会費 永年無料
還元率 0.5%
特典 ・ナンバーレス仕様でセキュリティ抜群
・コンビニやマクドナルドで最大5%還元
・ポイントUPモールの利用でネット通販がお得
・ココイコ!の利用でポイントもしくはキャッシュバック
・選んだお店で+0.5%還元
・学生はAmazonプライムやdTVなどで+9.5%還元
・SBI証券の投信積立で0.5%還元
・旅行傷害保険を選べる無料保険に切り替え可能
国際ブランド ・Visa
・Mastercard
旅行傷害保険 最大2,000万円の海外旅行傷害保険
ショッピング保険 なし
申込み対象(年齢) 18歳以上
審査期間 最短5分

メリット

  • ナンバーレス仕様でセキュリティ抜群
  • コンビニやマクドナルドで最大5%還元
  • ポイントUPモールの利用でネット通販がお得
  • ココイコ!の利用でポイントもしくはキャッシュバック
  • 選んだお店で+0.5%還元
  • 学生はAmazonプライムやdTVなどで+9.5%還元
  • SBI証券の投信積立で0.5%還元
  • 最大2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯
  • 旅行傷害保険を選べる無料保険に切り替え可能

デメリット

  • 基本還元率は0.5%
  • 国内旅行傷害保険がない
  • ショッピング保険がない

三井住友カード(NL)がおすすめな人

  • セブン-イレブンやマクドナルドなどを定期的に利用する人
  • Amazonや楽天市場などで買い物する機会が多い人
  • AmazonプライムやdTVなどのサブスクを利用する学生

三井住友カード(NL)最短5分で審査が完了し、カード情報を取得できます。

Vpassアプリにカード情報を登録すれば、すぐに実店舗やネットショップでスマホ決済が可能です。

Apple PayやGoogle Payにも対応しているため、後日郵送されるプラスチックカードを持ち歩く必要はありません。

三井住友カード(NL)はセブン-イレブンやマクドナルド、Amazon、楽天市場などの利用頻度が高い人におすすめです。

公式サイトはこちら

エポスカード|海外旅行障害保険が充実

項目 特徴
券面画像 エポスカード
年会費 永年無料
ETCカード年会費 永年無料
家族カード年会費 なし
還元率 0.5%
特典 ・マルイで10%オフ
・全国7,000店舗で優待を受けられる
・エポスポイントUPサイトの利用でネット通販の還元率アップ
国際ブランド Visa
旅行傷害保険 最大2,000万円の海外旅行傷害保険
ショッピング保険 なし
申込み対象(年齢) 18歳以上
審査期間 最短即日

メリット

  • マルイで10%オフ
  • 全国7,000店舗で優待を受けられる
  • エポスポイントUPサイトの利用でネット通販の還元率アップ
  • 最大2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯

デメリット

  • 基本還元率は0.5%
  • 家族カードがない
  • 国内旅行傷害保険がない
  • ショッピング保険がない

エポスカードがおすすめな人

  • マルイの10%オフ特典に魅力を感じる人
  • 全国各地のレストランやアミューズメント施設などをお得に利用したい人
  • 楽天市場やYahoo!ショッピングを普段使いする人

エポスカードは全国のエポスカードセンターで、即日に受取可能なクレジットカードです。

即日発行を希望する場合、本人確認書類や口座情報などの必要書類を携行し、営業時間内に店舗へ向かいましょう。

マルイを定期的に利用する人にとって、エポスカードは必携の1枚といえます。

公式サイトはこちら

楽天プレミアムカード|プライオリティパスが使用可能

楽天プレミアムカードは、プライオリティ・パス付きのクレジットカードで、各国の空港ラウンジを無料で使用できます。

また、海外・国内旅行傷害保険や動産総合保険など、計3つの保険が付帯しており、旅行や出張、留学を手厚くサポートします。

メリット

  • 海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、動産総合保険の3種類が自動付帯される
  • 世界44拠点の現地デスクが海外旅行をサポートしてくれる
  • 国内外の空港ラウンジサービスを無料で利用できる
  • 楽天一般カードよりも、楽天市場での買い物がお得になる(ポイント最大5倍付与)

楽天プレミアムカード新規入会特典

新規入会で年間3,900円(税込)の楽天プレミアムが1年間無料

楽天プレミアムカードの詳細

 

券面画像 楽天プレミアムカード
申込み資格 安定収入のある20歳以上
年会費 11,000円(税込)
国際ブランド
  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
  • アメリカン・エキスプレス
付与ポイント 楽天ポイント
※楽天ポイントは、Amazonギフト券などの交換にも使用可能
ポイント還元率 通常1%
※楽天市場でのショッピング利用は、プレミアムカード特典分が3倍
付帯サービス
  • 海外旅行傷害保険(最大5,000万円)
  • 国内旅行傷害保険(最大5,000万円)
  • 動産総合保険(最高300万円)
優待サービス
  • 海外トラベルデスク
  • 海外空港ラウンジ(プライオリティ・パス)サービス
  • 国内空港ラウンジサービス

※同伴者がプライオリティパスを使用する場合は、同伴者料金として1名1回につき3,300円(税込)が必要

海外キャッシング
追加カード
  • ETCカード
  • 家族カード

クレジットカードをロンドンで使用する際の注意点

ロンドンなど海外でクレジットカードを使用する際の注意点をご紹介します。

  1. クレジットカードを使用する際は目を離さない
  2. 支払い前は金額と現地通貨をよく確認する

クレジットカードを使用する際は目を離さない

近年、店員や警察官などを装ってクレジットカードの情報を盗み取る「スキミング」が横行しています。

特に海外ではスキミングが頻発しているため、お店やレストランでクレジットカードを使用する際は、以下の2点に注意しましょう。

  1. クレジットカードから目を離さない
  2. 暗証番号の入力時は、手元を隠して相手から見えないようにする

万一、店内の別の場所へクレジットカードを持っていかれそうになったら、すかさず制止してください。

個人情報や暗証番号が漏洩し、不正利用が発生した場合は、カード保険の補償対象外になることがあります。

支払い前は金額と現地通貨をよく確認する

近年、世界各国にあるクレジットカードの加盟店では、独自のレート換算にて日本円またはUSドルで売上を請求するケースが増加しています。

食事や買い物など、海外でクレジットカードを使用した場合は、必ず売上票に記載されている金額と現地通過を確認しましょう。

日本円またはUSドルでの請求を希望しない場合は、売上表にサインする前に店員へ申し出てください。

ただし、現地通貨で決済すると、レートにより請求金額が割高になることがあります。

イギリス・ロンドンに持参すべきクレジットカードに関するよくある質問

ロンドン渡航時に持参する、クレジットカードの疑問をまとめました。

  1. イギリス・ロンドンでJCBのクレジットカードは使える?
  2. イギリスでステータスが高いクレジットカードは?
  3. イギリスのYMSに持っていくべきクレジットカードはどれ?
  4. イギリスだけでなくフランスでも便利に使えるクレジットカードは?
  5. イギリス・ロンドンで電子マネーやプリペイドカードは使用できる?
  6. イギリス・ロンドンでクレジットカードを使うと手数料は高い?

イギリス・ロンドンでJCBのクレジットカードは使える?

イギリス・ロンドンでは、以下の場所でJCBカードを使用できます。

  • 空港
  • 市街地の日本食レストラン
  • 免税店 など

日本発祥のカードブランドであるJCBは、海外での普及率が低く、加盟店が少ないのが現状です。

ロンドンも例外ではなく、日本人滞在者が多い上記の場所以外は、ほとんど使用できません

ロンドンに渡航する際は、JCBよりもVISAまたはMastercardを持参しましょう。

イギリスでステータスが高いクレジットカードは?

イギリスでハイステータスなクレジットカードは、以下の2枚です。

  1. アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
  2. アメリカン・エキスプレス・プラチナカード

イギリスのYMSに持っていくべきクレジットカードはどれ?

本記事で紹介している各クレジットカードは、YMS(ワーキングホリデー)にも最適です。

詳しくは「クレジットカードを選ぶならコレ!ロンドン・イギリス留学・旅行におすすめ」をご覧ください。

イギリスだけでなくフランスでも便利に使えるクレジットカードは?

ロンドンに限らず本記事で紹介しているクレジットカードは、フランスでも便利に活用できます

各クレジットカードの詳細は、「クレジットカードを選ぶならコレ!ロンドン・イギリス留学・旅行におすすめ」を参考にしてください。

イギリス・ロンドンで電子マネーやプリペイドカードは使用できる?

イギリス・ロンドンで使用可能な日本の電子マネーはありませんが、以下のプリペイドカードは使用できます

  1. MoneyT Global
  2. マネパカード
  3. GAICA

各プリペイドカードの詳細は以下のとおりです。

MoneyT Global マネパカード GAICA
申込み資格 日本在住の満13歳以上 日本在住の15歳から75歳未満 満13歳以上で以下の条件を満たす人

  • 日本在住
  • E-mailアドレスを保有している

※未成年者は、申し込みに親権者の同意が必要

年会費・発行手数料 無料 無料 無料
国際ブランド VISA Mastercard VISA
マイナンバーカードの提示 必要 必要 必要
タッチ決済 Visaのタッチ決済 Visaのタッチ決済
海外ATM手数料
(1回あたり)
200円
  • EUR/3.5EUR
  • GBP/3GBP
  • AUD/5AUD
  • HKD/40HKD
200円
代理人振込

※いずれもWebにて申し込み手続き可能
※上表は、2022年12月時点の情報

上記のほか、ロンドンの市バスや地下鉄、フェリーなどで使用できるオイスターカードも、現地での生活に役立ちます。

※オイスターカードは、現地の地下鉄の券売機で購入可能

ロンドン留学センター

オイスターカードについて カード購入方法 ロンドンの地下鉄事情 オイスターカード学生割引 オイスターカードについて ロン…

イギリス・ロンドンでクレジットカードを使うと手数料は高い?

イギリス・ロンドンで、クレジットカードによるキャッシングをおこなった場合は、110円〜220円程度のATM手数料と利息が発生します。

ただし、渡航先で現地通貨を両替すると3%〜10%の手数料がかかるため、借入期間が短い場合は海外キャッシングのほうが割安です。

例えば、5万円を現地で両替(手数料3%)、または30日間海外キャッシング(年利18.0%、ATM手数料220円)をした場合、下表の計算になります。

手数料3%で現地で両替する場合 海外キャッシング利用時の手数料
※ATM使用料220円、年利18.0%でキャッシング後、30日で返済する場合
50,000円✕3%=1,500円 220円+(50,000円×18.0%÷365×30日)=約959円

また、海外キャッシングは24時間365日利用できるため、急な出費にも安心です。

海外キャッシングの利息やATM手数料は、クレジットカードによって異なります。

詳しくは各カードの公式サイトを見るか、サポートデスクに問い合わせてみてください。

まとめ|イギリス・ロンドンに渡航するならクレジットカードは必需品!

海外は日本と比較してクレジットカードの使用・普及率が高めです。

イギリス・ロンドンも例外ではなく、利便性や安全性を担保するためにも、クレジットカードの持参は欠かせないでしょう。

クレジットカードのなかには、年会費無料(永年)で旅行傷害保険やショッピング保険など、手厚い付帯サービスが使えるお得なカードもあります

渡航費用や滞在期間などを考慮し、自分に合った頼れるクレジットカードを探してみてください。